安全な水・おいしい水

井戸水

 

現在では、井戸水を飲料水として使用しているご家庭は、本当に少なくなりました。しかしながら、完全になくなったわけではありません。なぜなら、井戸水は昔からとても美味しい水だと言われてきたからです。

 

 

水道水に必ず含まれている塩素が入っていませんから、カルキ臭がありません。それだけでも、美味しさが際立ちますが、とくに夏の暑い時期にはとても冷えていて、いっそう美味しさが際立つそうです。しかも、地下深くからくみ上げる水ですから、きれいで安全だとも言われてきました。

 

 

ですが、ごくたまに、井戸水に細菌類が繁殖したり、有害物質が混ざり込んだりしてとても悲しい事故が起こることもありました。基本的には井戸水は、きれいで安全なのですが、外部からそのような異物が混ざりやすいのも事実なのです。比較的、浅く掘った井戸でしたら雨水が混ざることもしばしばです。

 

 

そうして、異物が混入したことに気付きにくく、そのまま飲み水として使用してしまうことになります。結果、よくない病気になるなどするわけですね。そのため、井戸水の水質や使用頻度によって、定期的な井戸洗浄やチェックが必要になります。

 

 

一方、井戸水は料金がかからないという最大のメリットがありますし、また災害時などにも水を確保することができます。一長一短ではありますが、水道水に比べますと、確実な安全という面では劣るでしょう。飲み水ではなく、その他の用途に使用するのであれば、いざと言う場合にも大きな問題にはならないと思います。