安全な水・おいしい水

軟水と硬水

 

よく「軟水」や「硬水」などと言いますが、その違いとはなんなのでしょう。あなたはご存じですか。これは、水の硬度を表しています。つまり、水にも硬さがあるということなのですね。

 

 

そうは言いましても、水の硬さなどなかなかピンとはきませんが、我が国の水は、水道水も地下水もほとんどが軟水であるため、硬水を飲みますと、非常に飲みにくく感じるものです。

 

 

「軟水」は、高度100までの水のことをいいます。硬度が100から300までを「中硬水」といいます。そして硬度300以上を「硬水」といっています。

 

 

何故、同じ水であるのに、このような違いが生じるのかと申しますと、水の中にカルシウムやマグネシウムなどがたくさん溶け込んでいると硬水ということになり、あまり溶け込んでいなければ軟水ということになります。硬度が高いか低いかによって、その水の安全性には何の問題もありません。

 

 

日本人はよくカルシウムが足りていないなどと言われますが、このように普段、飲料にしている水にカルシウム分が少ないことも、その原因のひとつとなっているのでしょう。しかしながら、ミネラル分が多いほど栄養分が多いとはいえ、飲みにくいのも事実です。日本人は硬水に慣れていませんから、とくにそうでしょう。

 

 

硬水とはどのようなものか飲んでみたいかたは、海外から輸入したミネラルウォーターを飲んでみてください。ボトルに硬度が書いてあるものがほとんどです。海外のミネラルウォーターの多くは硬水です。日本ほど厳しいチェックをしていない水も多いそうですが、販売されているものに関しましては清潔さと安全さには問題ないでしょう。