安全な水・おいしい水

水の汚染

 

世界の水は、どんどん汚染されています。飲料水になる水というのは、全世界の水のなかのほんの一部だけだということをご存じでしたか。そして、その一部の大切な命の源ともなる水が、今この瞬間にも、どんどん汚染されているのです。

 

 

我が国の水道設備では、まだ飲料水は非常に清潔で安全ではありますが、国によりましては、汚染された水を知らずに飲んでいるところもあるようです。そのような地域におきましては、水を汚染している物質の種類によって、人体にさまざまな影響が出てきます。また、生まれてくる子供たちにも、さまざまな弊害が出ます。

 

 

ところで、水を汚染している物質とは、具体的にはどのようなものだと思いますか。意外と多いのが、家庭からでる排水なのです。とくに河川の汚れの70%は、家庭からの排水だと言われています。

 

 

中でも非常に問題になるのが「合成洗剤」なのです。合成洗剤に含まれる界面活性剤が、人体にも自然界にも良くないのです。

 

 

また、驚かれるかもしれませんが、医薬品の成分なども水の中には溶け込んでいるのですね。医薬品は、健康な人間にとってはある意味、非常に危険なものでもありますから、これは水の安全を大いに妨害します。さらに、除草剤やダイオキシンも汚染物質として挙げなくてはならないものでしょう。

 

これらの有害物質を直接、河川に流したりなどしてなくても、地面に撒いたり、その辺に捨てたりするだけで雨がそれらを洗い流し、河川や海、その他どこまででも汚してゆきます。水を汚染しているのは、どこかの知らない工場だけでなく、あなた自身でもあるのです。