安全な水・おいしい水

世界の水事情

 

世界中のだれもが清潔で安全な水が飲みたいと思っています。我が国では、ほとんど誰もが生まれたときからとても清潔で安全な水を飲んでいますから、あまり実感が湧かないのだろうと思いますが、世界の中で、このように水に恵まれている国は決して多くはありません。

 

 

逆に、毎日のように汚れた水しか飲めないという人々は地球人口の13%にものぼるそうです。汚れた水しか飲めないということは、常に病気と隣り合わせであるということでもあります。まして、5歳にも満たない小さな子供の5人に1人は、汚れた水しか飲めない環境で育っているそうです。そんな小さなころから、汚れた水を飲んでいるのですから、死亡率もかなり高いことでしょう。

 

 

我々にとっては、水道の蛇口をひねればすぐに飲める清潔な水・・・これが、本当はどんなにありがたいものか、感謝をしたことがあるでしょうか。この水が原因で命を落とすなんて、とても考えられないことが、世界各国では日々、当たり前のように起こっています。

 

 

あまり知られていないことですが、日本からも世界各国の水事情が良くない国に専門家などを送り、井戸を掘ったりという協力をしています。少しずつではありますが、きれいな水を飲むことが出来る人々は増え続けています。もっと速いスピードでこのような協力ができれば良いのですが、そのあたりが中々進まないのが不思議なところです。

 

 

水は命をはぐくむ大切なものです。一日も早く世界中の人々が清潔で安全な水を飲むことができることを願って止みません。